2008年5月5日月曜日

凛として

初めてお葬式というものに出たのは、小学校2年生の時。
曾祖母のお葬式だった。
お葬式というもの、人の死というものを、そんなによく分かっていない年だったと思うが、最後のお別れ、棺に花を入れる時、曾祖母を見てびっくりして大泣きをしたのを覚えている。

だって、頭に小さな三角巾?乗っかってて・・・。
ホントにお化けみたいだったから。

そしてこれから燃やすという事実に驚いてまた大泣き、お骨を見て大泣きしたのだった。。。子供には酷っていうか、ビックリの連続。

それから親戚のお葬式には何度か出ている。当然だが。

初めて親戚ではない人のお葬式に出たのは、大学4年の時。
友人のお父さんが亡くなった。

こうなってくると、故人のことを直接は知らないことも出てくる。
故人のことは存じ上げなくとも、泣きながら挨拶をしてくれた友人を見て、私も泣いてしまった。

4年ほど前、元同僚のお父さんの葬儀。
これも、元同僚が涙を流していたのを見て、私も泣いた。

今日、同僚のお父さんの葬儀。
会場に着いたら偶然、同僚がいた。

いつものポワンとした感じで「ありがとうございますぅ」と言い、目は真っ赤だったけど、もう泣き腫らしたって感じで、とても凛としていた。
しかも、まだお嫁に行ってないのに、着物の喪服。
知人曰く、「葬儀屋が貸してくれるんだよ。」と。

喪主のお母様の挨拶に、私も泣いてしまったけど、同僚はやっぱり凛としていた。

お父様の遺影をみて、同僚はお父様そっくりだなと思った。

同僚に、家族に、早く元気に笑える日が来ますように。